新議長・副議長の選出のお知らせとご挨拶

平成27年6月10日 第332回本会議おいて、第119代議長と第124代副議長が選任されました。

第119代議長 藤田 孝夫

ただいま議員各位のご理解とご支援により、140年近い歴史と伝統に輝く兵庫県議会の第110代議長にご選任をいただきましたことは、私にとって誠に身に余る光栄であり、謹んで厚くお礼を申し上げます。また、先ほど職を辞されました石川前議長のご在任中のご精励と県議会の発展に取り組まれたご功績に対しまして、心から敬意と感謝を申し上げる次第でございます。

まず、初めに、去る4月14日に発生しました熊本地震において犠牲となられました方々に、改めまして謹んでおくやみを申し上げますとともに、被災された方々に、心よりお見舞いを申し上げます。

本県からも多くの職員が派遣され、阪神・淡路大震災での経験を生かし、避難所運営などにご尽力をいただいているところでありますが、被災地の一日も早い復旧・復興を祈るばかりです。

さて、今年は地方創生実行元年です。
地域が自信を取り戻し、その地域を愛する人たちが、自らの手で、すばらしいふるさとを作る自覚と覚悟等を後押しする取組を進めていかねばなりません。

日本の縮図と言われる本県は、もともと五つの国からなり、それぞれの歴史、文化、風土が異なり、特色ある固有の地域資源を有しています。

この多様性を生かしながら、昨年議決しました兵庫県地域創生戦略をもとに、地方議会協議会での協議、情報発信など、市町議会とも連携しながら、県民が活力を持って自立し、将来にわたり希望を持てるふるさと兵庫の実現に向けて、議会として全力で取り組んでまいります。

また、第3次行革プランは、策定から3年目に当たる総点検の年を迎え、いよいよ平成20年度からの行財政構造改革の仕上げとなります。
依然厳しい財政環境が続いておりますが、二元代表制の一翼を担う県議会として、行政全般をしっかり検証してまいります。そして、目標年次の平成30年度の収支均衡の達成に向けて、時代の変化や県民のニーズ等を踏まえた選択と集中を徹底しつつ、行財政基盤を確立し、平成30年度以降の新たな時代を見据えた地域創生の実現に向け、兵庫らしい施策が展開されるよう真摯に議論を重ねていきたいと思います。

さらに、選挙期日等、議員任期のあり方も重要な課題です。
昨年度、石川前議長をはじめ議員各位のご尽力により、議員任期を短縮する特例法の制定を国に求めることが取りまとめられました。今後は、国への働きかけを積極的に行い、実現させなければなりません。議員各位のご協力を得ながら、神戸市、西宮市、芦屋市の3市議会とも連携し、一日も早く、このずれが解消できるよう尽力してまいる所存です。議会改革につきましても、引き続き一層の推進に取り組んでまいります。
議員間での生産性ある活発な討議の中から、県政の課題に対して政策立案や提言等を積極的に行うなど、議会機能の更なる充実強化に努めます。

昨年度、中小企業の振興に関する条例が議員提案により制定されました。
今後は、いかにこの条例により具体的な事業が展開されるかが問われます。県議会としてしっかり政策に結びつけていかなければなりません。

そして、そうした議会の取組を県民に分かりやすく情報を公開・発信し、ときには参画を求めることで県民に信頼され、かつ親しみやすい開かれた県議会となるよう責務を全うしてまいります。

議員各位はもとより、井戸知事をはじめ県当局の皆様、並びに報道関係の皆様方におかれましても、何とぞ格別のご支援とご協力を賜りますよう心からお願い申し上げまして、議長就任のご挨拶とさせていただきます。

第124代副議長 藤本 百男

ただいま議員各位の温かいご支持をいただき、栄えある兵庫県議会の第124代副議長にご選任いただき、誠にありがとうございました。

私にとりまして、この上もない光栄であると同時に、その責任の重大さを痛感し、身も心も引き締まる思いでございます。議員各位のご厚情に対しまして、改めて心から厚くお礼申し上げます。

さて、県政を取り巻く諸情勢や県議会の果たすべき役割につきましては、先ほどの藤田議長のご挨拶にもありましたが、私としましても二元代表制の一翼を担う本県議会の政策提言機能の充実強化に努めるとともに、若い人への情報発信、そして、ご高齢の方や障害のある方に配慮した情報発信に努めるなど、親しみやすい開かれた運営に努め、県民の負託と信頼に応えてまいりたいと考えています。

特に、地域創生元年の今年は、活力あふれる元気な兵庫づくりの実現に向けて力を注いでまいります。もとより微力ではありますが、議員各位の一層のご指導をいただきながら、経験豊かな藤田議長を全力で補佐し、歴代の先輩議員が築いてこられました歴史と伝統ある兵庫県議会の信頼を高め、県民福祉の向上と県政の発展のため、全身全霊で取り組む決意でおります。

また、井戸知事をはじめ当局の皆様、そして報道機関の皆様におかれましても、格別のご支援、ご協力をいただきますよう心からお願い申し上げる次第でございます。

最後になりましたが、先ほど職を辞されました石川前議長、上田前副議長には、そのご在任中、公正で円滑な議会運営だけでなく、議会の政策立案機能強化に大きな成果を上げられるとともに、選挙期日と議員任期のずれの解消など、諸課題の解決に向け全力で取り組んでいただきました。そのご功績に対し、心から敬意と感謝を申し上げ、誠に簡単でありますが、副議長就任に当たりましての私のご挨拶とさせていただきます。

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