新議長・副議長の選出のお知らせとご挨拶

平成30年6月13日 第340回定例県議会において、第121代議長と第126代副議長が選任されました。

第121代議長 松本 隆弘

ただ今、議員各位のご理解とご支援により、歴史と伝統に輝く兵庫県議会の第121代議長にご選任いただきましたことは、私にとって誠に身に余る光栄であり、謹んで厚く御礼を申し上げます。

また、この兵庫県議会の発展に尽力してこられました歴代議長はもとより、先ほど職を辞されました黒川前議長のご在任中のご精励と、県議会の発展に取り組まれたご功績に対しまして、心から敬意と感謝を申し上げる次第であります。

さて、本年、兵庫県は、成立から150周年を迎えます。7月12日には記念式典が開催され、県内各地で、1年を通じて記念イベントが展開されます。これを絶好の契機として、県民とともに、兵庫の歴史を振り返り、交流や体験によって五国の魅力を見直し、これから進むべき「ふるさと兵庫」への道筋を付ける節目の年にしなければなりません。

少子高齢化が急速に進み、人工知能、IOTなど情報通信技術が高度化し、グローバル化が進展、人々の価値観も多様化するなど、地方を取り巻く情勢は大きく変化しています。
この変化を乗り越え、本格的な人口減少を克服する地域創生が必要とされる今こそ、地域の代表である我々県議会議員が、地域の声を的確に代弁し、それぞれの地域で今何が必要なのか、何をするべきなのかを、積極的に提言することが求められており、我々の役割と責任は一層大きくなっています。そのために、議会においてしっかりと議論を尽くし、議会に求められる機能を最大限発揮できるよう、私は、その運営に努めてまいる所存であります。

計画満了まで残り10ヶ月となった行財政構造改革については、成し遂げなければならなかった収支均衡をはじめ、財政運営の目標が達成される見込みです。
一方、新時代の兵庫づくりを積極果敢に進めるためには、11年間の改革の成果を踏まえた、持続可能な行財政運営の枠組みが欠かせません。県議会としても、本日設置する予定の行財政構造改革調査特別委員会において、積極的に審議を尽くします。

兵庫の新時代を切り拓くために、当局と県議会、県民が、ともに考え、共有しながら、新たな一歩を踏み出す1年となるよう、議長として全力で取り組んでまいります。

また、議会基本条例を具現化する議会機能の充実・強化が、歴代議長をはじめ、議員各位の懸命な努力により、着実に図られています。
地域創生の研究を行う大学生と議論を深める「県議会サテライトゼミ」や常任委員会の県内各地域での開催など、県民に議会活動を理解いただく試みや、地域住民や若者の声を汲み上げる取組。市議会や町議会との連携、また、隣接する府県議会とも連携を取りながらの地域創生についての意見交換など、兵庫の魅力を向上させる施策展開への取組。
任期最終年となる今年度は、こうした3年間の改革の取組を検証し、さらに発展させるよう、精力的に協議・検討してまいります。

兵庫の将来をも左右するこの重要な時期に、議長という要職を担うこととなり、私は、改めてその責任の重大さに身の引き締まる思いです。
6月10日は、「時の記念日」でした。時間は「失うこと」しかできない貴重な宝物。未来はすでに始まっています。兵庫のすばらしい未来に向け、本日から歩みを止めることなく、議長として、議会の公正で円滑な運営とさらなる活性化に努め、県民の負託に応えられるよう、誠心誠意取り組んでまいります。

議員各位はもとより、井戸知事をはじめ県当局の皆様、並びに報道関係の皆様方におかれましては、何卒格別のご支援とご協力を賜りますよう心からお願い申し上げまして、議長就任のごあいさつとさせていただきます。

第126代副議長 小西 隆紀

ただいま議員各位の温かいご支持をいただき、栄えある兵庫県議会の第126代副議長にご選任いただき、誠にありがとうございます。私にとりまして、この上もない光栄であると同時に、その責任の重大さを痛感し、身も心も引き締まる思いでございます。
議員各位のご厚情に対しまして、改めて心から厚く御礼申し上げます。

先ほど職を辞されました黒川前議長、高橋前副議長には、そのご在任中、公正で円滑な議会運営にあたられるとともに、議会を先導し、議会改革に全力で取り組んでいただきました。そのご功績に対し、心から敬意と感謝を申し上げます。

さて、県政を取り巻く諸情勢や県議会の果たすべき役割につきましては、先ほどの松本議長のごあいさつにもありましたが、私としましても、県政150周年を契機に、兵庫県を新たな発展へと導くため、「行動は明日のために」をモットーに、地域創生の取組がさらに前進するよう力を注いでまいります。

議員各位の一層のご指導、ご鞭撻をいただきながら、経験豊かな松本議長を全力で補佐し、歴代の先輩議員が築いてこられました歴史と伝統ある兵庫県議会の信頼を高め、県民福祉の向上と県勢の発展のため、全身全霊で取り組む決意でおります。

また、井戸知事をはじめ当局の皆様、そして報道機関の皆様におかれましても、格別のご支援、ご協力をいただきますよう心からお願い申し上げ、まことに簡単ではありますが、副議長就任に当たりましての私のごあいさつとさせていただきます。

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