明石海峡船舶事故への対応 2

■兵庫県議会で国への意見書を緊急決議

国への要望会実施後、兵庫県議会としても意見書を決議すべく準備を進めていました。政調会長会を緊急に開催し、各会派の意見を取りまとめて2月議会中に決議しました。

ポイントは、タンカーなどの大型船舶では、保証枠の大きな保険加入が法令で定められており、先のロシア船籍のタンカー「ナホトカ号事故」でも被害額の70%以上が保険金により支出されました。しかし、タンカー以外の小型船舶が、引き起こした事故では、加入保険の保証枠が少なく、枠以上の被害に対しては、事故責任者が免責されます。

特に明石海峡のよな特定水域では、船舶航行数が多く、しかも狭い、更に良好な漁場でもあることから、油濁基金の拡充や、十分な補償が得られるような新たな基金の創設などを求める内容です。

■兵庫県の対応

豊かな海づくり資金(災害資金の融通)

貸付限度額:個人400万円 法人1000万円

基準金利:2.45%

利子補給率:1.5%(県0.75% 市町0.75%)

貸付利率:0.95%

農林漁業金融公庫資金(セーフティーネット)

貸付限度額:一般300万円

貸付利率:1.30% 他

漁業者救済や、関係水域での水質調査のための事業、予算を2月議会で可決承認、補正予算を組んで対応することになりました。

詳しくは兵庫県のページで  

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